どうも、ご無沙汰しております。今年はスギ花粉の当たり年なのか、例年になく症状がひどいです(グズッ)。
昨年は体調など諸々の理由で主に自宅で仕事をしていたのですが、今年の年始から再び高田馬場のコワーキングスペース「CASE Shinjuku」さんに出戻って、快適な環境で作業をしております。やっぱり広いスペースは気持ちいいですね。
私が離れていた間にもCASEさんの月額会員は着々と増えておりまして、そのお一人がStudio 947の狩野祐東さんで、HTMLやCSS、JavaScriptなどwebの技術書を執筆されています。
そういったご縁で近刊の著書をご恵贈いただきました。私もweb技術指導も仕事にしておりますので、レビューを書かせていただこうと思います。
「HTML5 & CSS3 デザインレシピ集」のおすすめポイント
1. HTML5.1準拠のマークアップテクニック300例収録
私見ですが、最近web関係というとWordPressなどCMSの解説書、ReactやVue.jsなどのフロントエンドフレームワークの解説書が多く、基本であるモダンなHTML5とCSS3のテクニックを学べる書籍というのが、かなり少なかったという印象です。
どうしてもHTML5はブラウザ実装が先に進んでしまい、使おうとしている要素や技術がどのブラウザで使用できるのか、Can I useなどのサイトで確認してから実装する、といったことを日々しているというのが現状だと思います。
またちょっとした小技などもweb検索に頼りがちになり、検索エンジンでヒットしたwebページを参考にしたりすることになりますが、どうしても情報が散逸して、まめにブックマークでもしておかないと忘れてしまい、また検索するようなこともしばしばです。
この「HTML5 & CSS3 デザインレシピ集」では、そういった小技が定番から高度なものまで、300例も収録されているので、逆引きリファレンスとしてとても最適なつくりになっています。
2. CSSボックスモデルの事例が、float版とflexbox版に2パターンを併記
Flexbox、いいですよね。Bootstrap 4でも、リリースの途中でboxのデフォルトがfloatからflexboxへ変更されました。案件によりfloatを使わないといけないこともあると思いますが、「HTML5 & CSS3 デザインレシピ集」では、float版とflexbox版の両方の例が載っています。
3. 初心者が助かる定番テクニックから、transition、transformなど高度な技まで網羅
収録サンプルと目次のページを見ていただきたいのですが、HTMLの基礎知識から始まって、要素ごとの使用例、定番テクニックと進んで、最後の章が「アニメーションとエフェクトのテクニック」というように、初学者から上級者まで、一冊あると便利な内容になっています。
すでに仕事でマークアップをしているような方も、新人教育の教科書も兼ねて、オフィスに一冊あると助かる本だと思います。おすすめです。