「顧客が本当に必要だったもの」

What the Customer Really Needed

具体例は語れないので、夜中にこっそり(シリーズ?)

顧客が本当に必要だったもの | アリラボ(arison.jp)

おそらく、少し前からIT業界で働いている方なら一度ならず眼にしている風刺画のはずです。元ネタは1970年代の米国まで遡れるとか。主力産業は移り変わっても、相変わらず同じような問題で2015年の私達も頭を抱えているのですね。

ご存知と思いますが、これはほぼコミュニケーションの問題です。それぞれの立場で意見は異なると思いますが、私個人としては、顧客は顧客なりに要件を説明しているのであり、「顧客が本当に必要だったもの」が何なのか、様々なやりとりを行って、何らかの形で視覚化して顧客とビジョンを共有すること、ここをうまくまとめるのもプロの腕の見せどころだと思うのです。スタートで躓くと「顧客が本当に必要だったもの」との乖離が大きくなって、誰も幸せになれない事態に陥りますし(受注確定でない段階から動きすぎるのは、失注の可能性を考えると難しいですけどね)。

可能な限り早い段階から、関係しそうな分野を得意とする人に意見を聞いて、予算や時間的制限も勘案しながら、提案から受注、ローンチ、運用保守まで契約の続く限り継続的に最適解を探っていくのが、顧客も含めた開発チームの理想的な姿だと考えています。

私は幸か不幸か長らくフリーランスをしており、(時に売上と引き換えではあるものの)ワークスタイルを選べる立場だったので、ここ数年は、

「問題の核心を探り、最重要課題の解決策をまず考える」
「机上の理論はローンチするまで仮説」
「仮説は実行して検証する」
「仮説をいくつも同時に実証しようとしない」
「小さく短期間のPDCAサイクルを継続的にグルグル回す」

というようなモデルで、いくつかのお客様と継続的にお仕事させていただいております。実際のところ、仮説のいくつかは成功し、同量かむしろ多いくらい失敗も重ねています。ただ検証を行うことで、意外な知見を得られることも多いです。

私はお客様の事業モデルの中で、Webというパートだけを担当している、一介のWeb開発者・デザイナーにすぎないのですが、「顧客が本当に必要」としているものは常に念頭に置いて、プロジェクトに取り組もうと思っています。