何となくお茶碗がほしかった、たけしです。
栃木にいる頃は、近いということもあって、何か食器がほしくなるとドライブがてら益子へ遊びに行って買っていました。さすがに上京してからはドライブという距離ではなくなったので、市の立つ、春の連休と秋の文化の日前後を狙って遊びに行ったりしています。東京で買うのとは違う楽しみが産地にはあるような気がします。
さて、益子も飽きたわけではないのですが、たまにはご近所の産地である茨城県笠間へ行ってみたいと思っていました。正月に初窯市を催すとのことで、行ってみたい気分は高まったものの、今年の正月は日程が短い。ちょっと難しそうだと思っていたところ、4日の午後にふと旅程がひらめいたのです。かみさんも面食らっていましたが、思いつきの数時間後には最低限の荷物を持って、二人で家を出ていました。
車は中野の営業所に空車を見つけて、マーチを24時間押さえました。で、いきなり常磐道へは行かず、京葉道路の市川で下りて、実家へ新年の挨拶に寄りました。これは当初の予定で、日帰りするつもりだったのですが、何となく電車で往復するのはかったるいと思っていたので、この小旅行の予定に組み込んでしまいました。
さて夕飯もすっかりごちそうになり、21時すぎに出発です。正月4日のこんな時間に車も走っているわけもなく、がらがらの道を三郷へ、そこから常磐道を北上して、23時前に水戸に到着。楽天トラベルで当日予約の安かったビジネスホテルにチェックインします。
このホテル、新しいせいか、結構きれいだし最低限のものはきちんと揃ってるのでよかったですよ。ま、本当にご機嫌だったのは、この地ビール「常陸野ネストビール ホワイトエール」ですけどね。これは道すがらのミニストップで見つけて買っておきました。
翌朝は僕らにしては早め行動です。10時前には笠間へ到着、まずは笠間日動美術館を見学します。山の裏表に建物が分かれていて、移動が大変ですが、所蔵作品や企画はなかなかよいです。この時の企画は鴨居玲展。ディープな感じが個人的にはよかったです。
次に初窯市の会場である芸術の丘に向かいます。丘の上に陶芸美術館などの建物があり、そこで市が立っていました。5日は平日ということで静かに品物を見ることができました。会場もそんなに大きくなくて、歩いて回るのに丁度良い感じです。
結局記事冒頭の写真の茶碗を買い、近くのカフェでカレーを食べたあと、東京に無事戻りました。突発的な旅ではありましたが、それなりに結構楽しめたのでよかったです。笠間のイベントは次回ゴールデンウィークにあるそうです。おそらく益子も同じ期間春の陶器市があるので、お好きな方へ、または車で30分弱なので両方見ることも出来ます。足を運んでみてはいかがでしょうか。