我が家は長らくキヤノンを使ってきたので、たまにニコンのカメラを使うと、正反対の操作体系とシャープで彩度の押さえられた画に戸惑っていたのですが、そんな私もついにニコン機を手にしてしまいました。
とは言え、Nikon 1 J1は根っからのニコン派の間でも意見の別れる製品だと思います。ミラーレスの中でもイメージセンサーは小さめ、ボディーも最小最軽量というわけでもなく、スペック的に中途半端に思われるかもしれません。
デザインやカラーリングも甘めでちょっとニコンっぽくないJ1ですが、使ってみると意外とよいので、作例を交えつつ、第一印象を書きたいと思います。
1/60 – f2.8 – ISO 360 – RAW
レンズは別に買った10mm f2.8(35mm換算で約28mmの広角)をつけています。単焦点レンズが趣味なので、本体セットのズームレンズは予備に回してあります。
ついでに、RAWかJPEGか、という話で言うと、個人的にJ1はRAWで撮りたいと思っています。撮影ごとにいちいちカラーモードを設定変更するのが面倒なのと、1000万画素でファイルサイズが小さめなので、それならRAWから処理すればいいかな、と思っています。作例もすべてRAW現像したものです(JPEGの撮影サンプルはメーカーサイトでどうぞ)。
イメージセンサーの大きさはやっぱり気になっていて、画質を優先するなら、他の選択肢(αNEXとか)を検討してみるといいと思いますが、このサイズとしてはかなりよく写るという印象です。さすが、ニコン。
あと、AFの合焦が気持ちいいくらい早いです。これは地味かも知れませんが結構ポイント高いと思っています。電源を入れてからの立ち上がりも早いので、ストレスなく撮影が出来るというのはいいことです。
手になじむコンパクトなボディと、撮影する時の快適さで、スペック以上の評価をしてあげたいカメラです。コンデジからのステップアップの一台にもよいですし、一眼レフユーザーのサブカメラにもおすすめです。
もうちょっと撮ったら、続きのレビューを書くかもしれません。ではでは、また。