引っ越します(9年ぶり11回目)

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こんにちは、たけしです。

新型コロナウイルスで騒がしい世の中ですが、元々自宅で仕事している自分にはあまり関係なく、淡々と日々を過ごしています。打ち合わせがテレビ会議になって、客先に出向くこともなくなり、更に引きこもりが加速しているくらいです。

10年ってこんなに短かったっけ?

今住んでいる部屋は公営の団地ですが、10年間の定期借家で更新はない条件で入っています。入居したのは東日本大震災のあった2011年で、もう9年前の話になってしまいました。つまり、あと1年でこの部屋を引き渡さなければいけません。

まだ1年あると考えるか、もう1年しかないと考えるかは微妙なところですが、ひとまず部屋探しは始めて、いい物件があったら引っ越しを検討してみようと考えることにしました。

「団地リノベーション」

さて、個人的に以前から気になっていたのが、古い団地の部屋の内部をリフォームする「団地リノベーション」、略して「団地リノベ」と呼ばれるものです。様々な取り組みが各所で行われていますが、一例を挙げると以下のリンク先のようなイメージです。

パターンとしては上記のように賃貸住宅の建物所有者が複数戸を改修する場合や、古い分譲団地の部屋を購入して自らリフォームする場合、少ないですが分譲物件をリフォームして貸し出している場合もあります。購入の場合は自由度が高いので、自分好みに仕上げることが出来、webInstagram で紹介されている写真を見るのも楽しいです。

団地リノベ物件を見てみよう

私はあいにく分譲物件を買えるほど資金が潤沢ではないのでお仕事ください、今回はリニューアルした賃貸団地を見ていくことにしました。エリアはあまり限定せず、ざっくり東京都下と神奈川方面で、都心に1時間くらいで出られるところで検索してみます。

あと、リノベーション物件は家賃が上がる傾向にあります。そこで給湯など最低限の住宅設備を新しくしてある、そこそこの家賃の物件に絞り込んでみました。あとは原状回復出来る範囲で、DIYでリノベしようという考え方です。私はホームセンターで工具金物などを売っていた経験がありまして、多少の知識はあるので自力でもある程度何とかなるだろう、という方針です。内装に懐かしさが残るのも、それはそれで味ですし。

今回内見したのは、下記の団地にある物件です。

多摩センター駅からバス7分。開発から40年以上経ち、外装の手直しも少ししてあるものの、見た目はいかにも団地です。ただ、内部は約5年前にリニューアル工事があり、水回りや内装はやり直しているので、古い佇まいが好きならノーカスタムで住んでも快適そうです。

広さは52㎡強の3DK。今どきの3DKはもう少し広いので、狭めの間取りですが、キッチンと6畳間を区切る1間半のふすまを取り外せば、かなり広く感じる気がします。

5階建て低層棟の3階からの眺めは、遮るものも少なく、広い台地に木立が広がって、その合間に団地の建物が頭をのぞかせているような感じで、無機質な感じはありません。

意外と便利な多摩センター

多摩センターはあまり土地勘もなく、行くまで正直どんな街なのかあまり想像がつきませんでした。

実際駅を降りてパッと見た印象として、開発から時間が経ち、街のつくりは全体的に枯れた感じではあるものの、商業施設自体は充実していて、不便はあまり感じずに済みそうです。百貨店が撤退した建物も、現在は専門店ビルとして様々なテナントが入っています。

強いて言うなら家電量販店が少なめですが、それはアマゾンなど各種通販が充実しているので、困ることもないでしょう。いざとなれば、新宿まで30分ちょっとで行けます。

二人暮らしなんだし、よく話し合おう

さて、新しもの好きな私は、すっかり多摩センターの団地暮らしを想像して、浮かれて手続きを進める気満々になっていたわけですが、当然パートナーの意向は大事です。

内見当日結構盛り上がっていたので、相手もすっかり乗り気かと思ったのですが、やはり中野を離れるデメリットや転居先での不安を感じていたようなので、改めて時間をとって話し合いの場を設けました。

最終的には合意を得ましたが、こういうことは最初からこまめに確認しておくべきだったと反省しております。

そして、今

運送業者さんが置いていった80箱分のダンボールの隙間で生活しております。無事引っ越せることを願っています(笑)。

この記事を書いた人

いがらしたけし