Illustrator 10以前の文書をIllustrator CS以降で開くと…

僕は最近までIllustrator 10を使っていて、最近作業用マシンを新しくしたのにあわせて、やっとCS2へアップグレードしました。と言っても新機能はさっぱり使っていなくて、実のところver.8の頃とやっていることはさっぱり変わらなかったりします。
さて、今日ver.10(MacOSX)で作成したファイルをCS2(MacOSX)で開いてみたわけですが、なんか様子がおかしいんですね。テキストエリアの中の文字組みが狂っているのです。中身のテキストもエリアからあふれて「+」マークが出てしまっています。エリアの上端とテキストの間隔がどうしても調整出来ない。もちろんフォントは同一です。
はて、困った、どうしたものかとアドビのサポートを検索してみたらこんなのが出てきました。
Illustrator 10 以前の文書を Illustrator CS で開くとエリア内の文字が上下に移動する


これによれば、Illustrator CSからテキストの扱いが変わったため、10以前のテキスト(CS以降ではレガシーテキストと呼ばれる)が含まれた文書を開くと、CS形式に更新するかどうかを訪ねてきます。ここで「更新」を選ぶと、僕が遭遇したような事態になります。また、開くときは更新せず、後でレガシーテキストを編集しようとして更新した場合にも同様の現象が起こります。どうやら昨年CSがリリースされた時から知られた問題のようです。
解決法は2つ。
一つめ。テキストを編集しない。編集しなければレガシーテキストのまま維持されるので、文字組みが狂うようなことはない、というもの。でも、編集できないじゃんね。
二つめ。更新されたテキストオブジェクト内のテキストを手動で調整する。つまり、狂った文字組みを目視で、手で直してくれ、という方法。
うーむ、これはどうなのだろう。Illustratorでテキストを扱うことは頻繁にあると思うのだけれども、文字組みが狂うのを一々手動で調整しろ、というのはちょっといただけない。もうちょっとよく考えて開発してほしいな。
それにレガシーテキストを更新したテキストオブジェクトは書式を調整しても、一部で書式設定が有効にならなかったりする(僕のやり方がまずいのかもしれないけど)ので、何となくCS上で新しくオブジェクトを作って、テキストを流し込み直して、新たに文字組みするほうがよいような気がします。
結論。10以前の文書はIllustrator 10(以前)で取り扱う。CS以降で編集する必要があるときは、仕方ないのでCS(以降)上でレガシーテキストを更新して手動調整するか、新規のテキストオブジェクトにテキストを流し込んで組み直す。そんなところですね。

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いがらしたけし